私は出産するまでは、できれば完全母乳で育てたいと思っていました
友人の多くが完全母乳で子育てをしているので話を聞いていると、
母乳は栄養が豊富だし、夜中の授乳も楽ちんで、出かけるときの荷物が少なくて済む、
赤ちゃんとのスキンシップを楽しむことができる、
そして何より経済的だということで、
私もぜひ完全母乳にしたいと考えていました。
母乳が思うように出ず粉ミルクを足すことに
しかし出産してから、産院で母乳の指導を受けながら頑張ってみたのですが、
母乳だけでは赤ちゃんの体重が思うように増えず、
ミルクを足してあげることになってしまいました。
産院で授乳をする前と後で赤ちゃんの体重を測って、
母乳をどのくらい飲んだか知ることができたのですが、
周りのママに比べると自分は母乳が半分くらいしか出ておらず、ショックを受けました。
また家に戻ってからも、できるだけミルクをあげず、母乳だけにしようと思い、
泣いてはおっぱいを吸わせて、といった感じで頑張ってみたのですが、
赤ちゃんがお腹がすいて眠れず泣いてばかりで、おしっこの量も少なく、
自分も疲れてしまって、仕方なくミルクをあげることになってしまいました。
そして日に日に赤ちゃんが飲む量は増えていくのに、
母乳が全く追いついてない状態となり、ミルクが手放せなくなってしまいました。
完全母乳にこだわる必要はないのではと思い始めました
このような状態で子育てをしていくうちに、もう完全母乳にこだわる必要はないのではと思い始めました。
赤ちゃんにミルクをあげるとよく眠ってくれて楽ちんだし、
母乳なら自分があげないといけませんが、ミルクなら忙しいときは家族にお願いすることもできるし、
家族に赤ちゃんを預けて外出することもできます。
そして最近のミルクは母乳に限りなく近い栄養に近づけてあるそうなので、
母乳だから元気な子供に育つといったこともありません。
母乳で育った赤ちゃんもミルクで育った赤ちゃんも世の中にはたくさんいるし、
双方に違いなどありません。
「頑張りすぎない子育て」が赤ちゃんとお母さんの良い関係を保つ秘訣だと思います。