陣痛耐久40時間!
出産にまつわるエピソードを紹介します。
夫目線の記事になります。それは一人目の出産時のこと。
春が出産予定日で、周りからは「いい季節に出産することになるね~」と言われ、
初めてことではありましたが、妻も私もそんなに不安はありませんでした。
そして、出産予定日を迎えたのですが、まったく陣痛がやってきません。
一人目の出産時は、予定日より遅れることは普通にあることだと聞いていたので、
夫婦そろって、ここでもあまり不安にはなりませんでした。
そして、2週間後のある日の朝、とうとう妻にも陣痛がやってきました。
その日は私はちょうど仕事がお休みの日。
「なんて親孝行な子どもなんだろう」と思いつつ、
かかりつけの産婦人科に急いで行きました。
さて、到着して先生に診てもらうと
「陣痛は来ているみたいだけど、この子はまだしばらく出てこない様子だね~」とのこと。
ま、先生がそういうなら仕方がないのですが、隣には、もだえ苦しむ妻が。
「イタタタタ・・」と個室で頑張る妻。
だけど、待てど暮らせど分娩室には呼ばれません。
そんなこんなで、なんと翌日の朝を産婦人科で迎えることに。
私はその日は仕事だったのですが、状況が状況だけに、その日は有休を取得。
仕事に行くわけにはいきません。
まさか、産婦人科で二日目を迎えることになろうとは、夢にも思いませんでした。
自分達より後から来たご夫婦なんかはどんどん分娩室に移動→出産をしているのに、
我が家はまだまだ個室で陣痛中。
・・・さすがに少々不安になってきて、体力的にも(もちろん夫婦とも一睡もできず)限界になってきたころ、
妻に今までで激しい陣痛が到来!やった!
ついに先生のお許しがでて、私たちが分娩室に入ったのは、
産婦人科に到着してから実に40時間後のこと。
それからは順調に自然分娩で、無事出産することができたのですが、
生まれてきたばかりの赤ん坊になにやら異変が・・・。
なんと、産声をあげません。
静かに、そして、緑色の物体に覆われた赤子
初めてみたわが子は、産声をあげず、しかもゲル状の緑色の物体に覆われていて、
まるでSF映画かホラー映画ででてきそうな様子だったのです。
私ははじめて出産直後の赤ん坊を見たので、こんなものかな?静かな子?
と思っていたのですが、どうやら違っていたみたいです。
わが子はなんとなんと、妻が陣痛中の40時間のうちに、お腹の中で「う○ち」をしてしまっていたのです。
我慢できなかったのかな?
そして、その「う○ち」が口の中から肺にまで入り込んでしまっていて、
出産直後は呼吸ができない状態になっていました。
すぐに掃除機みたいな機械で口の中から「う○ち」が吸引され、
無事、産声を上げることが出来ました。
出産直後のことだったので、特に脳に影響があるとか障害が残るとかそういうことはなく、
無事に1週間後には退院することが出来ました。