子供が熱を出したときに使われる薬と対処法

病気
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子供はよく熱を出しますが、発熱時どのように対処していますか?

かつては熱を下げることに熱心で、効果の強い熱さましが使われていましたが、

多くの熱さましがその副作用から使われなくなっています。

現在、世界中で小児の解熱鎮痛薬(熱さまし)として認められているのは

アセトアミノフェン(アルピニー・アンヒバ・カロナール)とイブプロフェン(ユニプロン)の2種類だけです。

【なぜ熱がでるのか?】

ウイルスや細菌が体の中に侵入すると発熱することで

体を守ってくれます。

すなわち体は体温を上げることで病原体が増えたり、

活発にならないようにブレーキをかけているのです。

熱さましは、病気を治してはくれませんが

熱を下げることによって体を休めるのに役立つお薬です。

使用タイミングですが、

よく38.5度以上を目安にと言われますが、

38・5度プラス機嫌が悪い、眠れない、元気がないとき

このような症状があるときに使用しましょう。

元気があったり、眠っている子を無理におこしてまで

熱さましを使う必要はありません。

【ホームケアポイント】

熱があがりきったら体を冷やしてください。

体温が勢いよく上昇しているときは冷やしても

熱は下がりません。

手足まで温まり、汗をかきはじめたら

熱があがりきったサインです。

効果的に冷やせる場所は

首の後ろ、わきのした、股のつけねなどです。

食事は消化のいいものを心がけましょう。

発熱の影響で胃腸が弱っているため、食事は脂肪分が少ない消化のいいものを

少しづつあげましょう。

食欲がないときは無理に食べさせる必要はありません。

消化のいい食べ物
・おかゆ
・うどん
・豆腐
・スープ
・バナナやリンゴ
・煮野菜など

【脱水にも注意を】

発熱時はいつもより早く体から水分が失われています。

特に子供は体内の水分の割合が多いので

大人よりも脱水症状が起こりやすくなっています。

脱水症状を起こさないよう、こまめに水分補給をしましょう。

脱水予防の水分補給は電解質をバランスよく含む

経口補水液などが有効です。